結局、東京の坂道はいくつあるのか
これは永遠の疑問か?
「東京23区の坂は結局いくつあるのかー。」
気になる人は気になるでしょうし、気にならない人は全く気にも留めないでしょう。気になる側の人はきっと、“名前のついたものは700~800超、名前のないものを含めると3000”といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんな中で私が出した答えは、、、「わからん」です。
無責任だという批判は甘んじて受け入れますが、わからないものはわかりません。名前のある坂について、だいたい900以上はあるとみています(現存のみ)。現段階で私が精査したのは全体の1/3ほどですが、それでも各種媒体で既出のものとあわせて891坂ほど確認しています。
名前のない坂に関しては、「どの程度の傾斜を坂と呼ぶのか、どの範囲をひとつの坂とするのか」等の確固たる定義がない以上、この3,000という数字を支持することはできません。
気になる人は気になるでしょうし、気にならない人は全く気にも留めないでしょう。気になる側の人はきっと、“名前のついたものは700~800超、名前のないものを含めると3000”といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんな中で私が出した答えは、、、「わからん」です。
無責任だという批判は甘んじて受け入れますが、わからないものはわかりません。名前のある坂について、だいたい900以上はあるとみています(現存のみ)。現段階で私が精査したのは全体の1/3ほどですが、それでも各種媒体で既出のものとあわせて891坂ほど確認しています。
名前のない坂に関しては、「どの程度の傾斜を坂と呼ぶのか、どの範囲をひとつの坂とするのか」等の確固たる定義がない以上、この3,000という数字を支持することはできません。
既出媒体での坂の数
既出媒体で紹介されてきた坂の数について、まとめていきたいと思います。
ここでは、横関(1970)が作成し、三船ほか(1998)や東京23区の坂道等でも紹介されている表をもとにしています。
(既視感の塊だと思う方もいるでしょうが)これをベースに紹介したいと思います。
ここでは、横関(1970)が作成し、三船ほか(1998)や東京23区の坂道等でも紹介されている表をもとにしています。
(既視感の塊だと思う方もいるでしょうが)これをベースに紹介したいと思います。
東京の坂の数 | ||
---|---|---|
書名 | 発行年/作者 | 坂数 |
紫の一本 | 1682/戸田茂睡 | 31 |
江戸惣鹿子 | 1690/藤田理兵衛 | 39 |
江府名勝志 | 1733/藤原之簾 | 48 |
続江戸砂子 | 1735/菊岡沾涼 | 48 |
万世江戸町鑑 | 1753/野路,坂本 | 131 |
御府内備考 | 1829/三島政行他 | 191 |
江戸名所図会 | 1836/斎藤家 | 59 |
東京地理沿革誌 | 1890/村田峰二郎 | 205 |
東京案内 | 1907/東京市役所 | 193 |
江戸の坂 東京の坂 | 1970/横関英一 | 433 |
東京の坂道 | 1971/石川悌二 | 502 |
東京の坂 | 1994/中村雅夫 | 547 |
歩いてみたい東京の坂 | 1998/三船康道他 | 585 |
東京23区の坂道 | 2010最終更新 | 740 |
坂学会 | 更新中 | 879* |
東京の坂の数 | ||
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書名 | 発行年/作者 | 坂数 |
紫の一本 | 1682/戸田茂睡 | 31 |
江戸惣鹿子 | 1690/藤田理兵衛 | 39 |
江府名勝志 | 1733/藤原之簾 | 48 |
続江戸砂子 | 1735/菊岡沾涼 | 48 |
万世江戸町鑑 | 1753/野路,坂本 | 131 |
御府内備考 | 1829/三島政行他 | 191 |
江戸名所図会 | 1836/斎藤家 | 59 |
東京地理沿革誌 | 1890/村田峰二郎 | 205 |
東京案内 | 1907/東京市役所 | 193 |
江戸の坂 東京の坂 | 1970/横関英一 | 433 |
東京の坂道 | 1971/石川悌二 | 502 |
東京の坂 | 1994/中村雅夫 | 547 |
歩いてみたい東京の坂 | 1998/三船康道他 | 585 |
東京23区の坂道 | 2010最終更新 | 740 |
坂学会 | 更新中 | 879* |
* 現存のみカウント。
リンク先
サイト…該当ホームページ
古い本…国立国会図書館デジタルコレクション(一部準備中)
新しい本…出版社またはAmazonの該当書籍リンク(一部準備中)。
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サイト…該当ホームページ
古い本…国立国会図書館デジタルコレクション(一部準備中)
新しい本…出版社またはAmazonの該当書籍リンク(一部準備中)。
江戸時代前期に始まり、現在までに確認された坂道の数はどんどん増えています。特に、現時点での最終形態にあたる「坂学会」のサイトに関しては、坂のほぼ全てを網羅しているといっていいのでしょう。このサイトの凄いところは、書籍等に掲載されていない、該当の地域や公園にある地図や看板の表記もほとんど拾ってきていることです。近年の更新が少なく、また一部抜けがある等の問題点もありますが、素晴らしい情報サイトです。
当サイトの役割
ある程度成熟した坂の情報に対して、どのようにオリジナリティを出していこうとしているのか、計画をお話ししたいと思います。
まず一つに、既知の坂に関してより詳細なアプローチを試みることです。行政設置の標識や二次三次資料には多くの間違いが見受けられ、これらの訂正にも務めていかなければならないと思っています。
次に、まだ見つけられていない名前のついた坂の情報についても鋭意発見を進めていきます。自らさまざまな切り口で探し、またSNS等も活用し他の方からの情報も得ながら進めていきたいと思っています。
最終的には、近年には見当たらない全坂本の制作も進めていきます。
まず一つに、既知の坂に関してより詳細なアプローチを試みることです。行政設置の標識や二次三次資料には多くの間違いが見受けられ、これらの訂正にも務めていかなければならないと思っています。
次に、まだ見つけられていない名前のついた坂の情報についても鋭意発見を進めていきます。自らさまざまな切り口で探し、またSNS等も活用し他の方からの情報も得ながら進めていきたいと思っています。
最終的には、近年には見当たらない全坂本の制作も進めていきます。